むかつく

昨日は親戚のおじいちゃんが逝去したので色々と慌しかった。
バイトの帰りに少し遠回りしておじいちゃんの家に顔を出した。

私は割と人の死に目に遭うことが多い。
慣れた、とまではいかないが、人の死というものを子供の時みたいに「不思議で納得がいかないこと」と捉える向きはなくなってきたように思う。

それは明らかに死を「恐怖」から「安楽」と見るようになったからだと思う。

手を合わせつつおじいちゃんの「安楽」を心から願う。





普段から「なんかむかつくかも・・」と思っていたおじさんに「最近の若い奴はすぐ会社を辞める。折角いい会社に入ったのに辞めるなんて我慢が足りない証拠だ」と言われた。
「仕事が合わないから辞めたんです」と一応無駄とは思いつつ反論チックに返してみたが、「我慢が足りないのさ」でまたもや切り返された。


「我慢が足りない」
確かに私は我慢が足りない人間だし、嫌なことは一切したくない、めんどくさいことにもなるべくなら関わりたくないと願う度量の小さい人間だ。
自分自身でそれを認めているので「我慢が足りない」と言われたところで、「我慢が足りないことはダメなことなのでしょうか？」と開き直った疑問しか出てこないのである。


「我慢」
我慢を全くしない人間はダメでしょう。
この私でも生まれてから二十ウン年、全く我慢はせずワガママ放題やってきましたというわけでは決してないのだから。
ただ、団塊の世代の人や一般的に我慢強い・忍耐強いとされる人たちに比べるときっと我慢下手な部類に入るだろうと思う。
「屁理屈言うな」と思うだろうが、こういう発言をする人にいつも言いたいことがある。
「我慢の基準」てなんでしょうか。


例えば、明らかに私たちの世代は豊か過ぎて、我慢しなくてもいろいろなものが手に入るので、ちょっと面倒くさいことにぶつかったりすると逃げ腰になってしまうきらいがある。
それを見た大人たちは一同に「今時の子は・・」みたいなことを言う。

じゃー、あんたらは胸張っていろんなこと言ってるけど、原始時代にタイムスリップしたとして、その当時の人たちみたいに過酷な状況下で常に我慢を強いられる生活ができるというのですか？

あんたらがもしその時代にタイムスリップしたとしても「未来から来た奴らは根性ねーなぁ」とか言われるよ？

どーでもいいけど、時代の変遷を無視して人間の行動や特性を一般化しようとするやり方は嫌いだ。